【気になるところを指摘していませんか?】
例えば、挨拶をするときに声が小さいと思ったら「声が小さいよ!」と言ってませんか?
例えば、目を見て話さないと思ったら「どうして目を見て話さないの!」と言ってませんか?
例えば、作業が遅いと思ったら「作業遅いね!」と言ってませんか?
私たちは指摘されると攻撃されていると思い、聞く耳を持たなくなることがあります。
【その人のアイデンティティーを否定していませんか?】
例えば、「遅刻する君はダメだ!」とか
例えば、「片付けできないなんてダメだね」とか
例えば、「何回聞いたらわかるの?あなたには頼めない」なんて言ってませんか?
アイデンティティーを否定されるとそれはその人の存在を全否定していることになります。
【曖昧なフィードバックではありませんか?】
例えば、「とっても良かったよ」とか
例えば、「もうちょっと工夫できたらいいのにね」とか
例えば、「なんだかズレてるんだよね」とか言ってませんか?
褒めるにしても指摘するにしても曖昧なフィードバックでは向上のしようがありません。
【ではどのようなフィードバックが人を活かすのか?】
とってもシンプルです。『望む結果を明確に伝える』ことです。
「声が小さい」⇒「声を大きくすると更に良くなるね」
「どうして目を見て話さないの!」⇒「目を見て話をすると更に伝わるよ」
私たちは望む結果を伝えずに、できていないことを伝えてしまいます。これはできていないことに恐怖心を持つからです。しかし望まない結果をどれだけ指摘されてもどうしていいかわからないままになります。
またできていなことを指摘されたあとにどうしたらいいかを言われても、すでに責められているので守りに入るため耳には入りにくくなっています。
そして的確なフィードバックができるということは、それだけ観察力が優れているということでもあります。
「相手の反応が自分のコミュニケーションの意味です」
望む結果を表現できるフィードバックは素晴らしい結果を生み出します。
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