まして「話さなくてもわかるだろう・・・」なんて思ってなんかいませんよね!?
新年度が始まる4月、新入社員が入ってきたり、部署移動で新しいメンバーが入ってきたりと新たな人間関係ができるときです。
第一印象というものは重要なもので、私たちは動物ですから、まずその場が安全かどうかをよ~く見ています。
誰が安全で誰が危険なのかを。
これは厚労省調査、若者の離職理由の2位に「人間関係がよくない」が入っています。 因みにトップは「労働時間・休日・休暇」という環境面です。
『人をダメにする5つの行動』
人をダメにする、人が育たないのには5つの行動があると考えます。
今回はその1について。
その1つ目にあるのが『教えない』という行動です。
教えないといっても全く教えないこともないかもしれません。 しかし伝わらなければ、伝えるという目標は未達成になります。 しかも伝わらないとき、「相手の理解が悪い!」なんて相手を責める的外れなことを口にする方もいます。 伝えたいのに、または伝えなければならないのに伝わらないのであれば、それは自分が伝えるための能力を更に必要としていることを示しているだけです。
とはいえ、同じ伝えるということでも伝わっていないのであれば更に何が必要なのかは次の通りです。
◆ 教えているけど伝わらないなら課題は “スキル”
◆ 教え方がわからないなら課題は “プロセス”
◆ 教えたくないなら課題は “心”
※ 因みに、これは自らを信じることができない恐怖心からきています。
これらにはそれぞれ対処法があります。これらのことがわからずにただ一方的に話しているだけでは伝わりません。
ましてコミュニケーションを決定づける割合において「言葉である言語は7%」です。 残りの「93%は言葉以外の非言語」です。
つまり何を言っているのかよりも、どのように言っているのかが伝わるのです。
「あなたに育ってほしいのです」という思いで伝えているのか、「何で教えなきゃいけないんだ!面倒くさい!」という思いで伝えているのかが93%に現れているのです。
もし言葉が適切だとしても伝わるのは 「イヤイヤ教えられている感」です。
「言ったのに!」「伝えたのに!」「何回言ったらわかるんだ!」なんて言葉を自分が言っているとしたら、伝える能力を更に磨く必要があるということを自ら口にしているということです。
学ぶチャンスですね。
言葉は大切ですが、それ以上にどのように伝えているかに意識を向けることはさらに重要なことです。
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