共依存のことを知っていただいた人がときどき言うことに「共依存がどういう状態のことをいうのかわかりません」という言葉。
共依存がわからないというとき、起こっていることは2つあると考えます。
一つ目は、“共存” 状態にいる場合です。 共存にいるということは、自分を含め関わる人が自律・自立しているので依存しあうということはわからない可能性はあります。
二つ目は、自分を救済するために共依存に入っている場合です。 自分を救済するということは、自分は被害者役にいるということですが、自分を救うために懸命に行動しているので、それを当たり前とする状態ではあります。 その中で何が特に課題かというと、自分のことのみ考えるが故に自分に関わる人を無視する、放棄するという加害を行っていることに気づかないという点です。人に良く見られたい、人に認めて欲しいという自分への信頼の不足という恐怖心を賄うために、自分以外の人を犠牲にしていることに気づかないことがあります。特に近い存在ほど雑に扱うことがあります。
自分の身近な人である家族や仕事で関わる人たちがどのような状態でいるかということに意識を向けて見てください。 身近な大切である人から目を背けているとするならば、それは自分の本当の声への目も背けていることに繋がります。
どうぞ自分を大切にしてください。
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