障がい者教育を使命とし、活動している仲間がいます。障がい者支援を受けている人たちは生きる力を持っているとその方は言います。
それはそうだと思います。障がい者を支援する方々は、彼らのことを思い、どうすればより良くなるかを考え続けています。その愛があるからこそ育まれる側には ”生きる力” が備わってきます。
愛が注がれているから。見守られているから。より良くなるための関わりをされているから。
生きる力を育む根本は、「愛」です。
多くの知識を覚えるとか、点数が取れるとかということよりも、生きるために必要なことを身に着けていっているかどうかです。
生きるため必要なこと。 人と共に生きること。社会の中で生きること。「尊重」「調和」「繋がり」「思いやり」「愛」・・・
点数が取れようとも、お金を持っていようとも、存在に「孤独」がきたときに人から切り離され、社会から切り離されたようになり、自分の存在価値も意義もなくなったようになり、生きる力を失っていく。
健全に自分が存在していると思えるのは、自分を映し出す「尊重」「愛」の人やものがいることを経験していくから。
自分を映し出す人が「疎外」や「恐れ」でいるならば、自分の存在はないかのように感じていきます。
「愛」があること。「思いやり」があること。「尊重」があること。これが基礎でなければ上に知識を乗せようが、何を乗せようといつかは崩れていきます。
自分への尊重、自分への思いやり、自分への愛を育むためには、関わる人も尊重、思いやり、愛で存在することが必要です。
家庭でも、学校でも、会社でも、「生きる力」を育む関わりが大切だと考えます。そしてそのためにはもう一度言います。関わる人も尊重、思いやり、愛で存在することが必要です。
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