入社したてのころ、上司から「お客様と話ができるように焼き物や絵画、音楽とか勉強しておけよ」と言われていました。
そこから美術館にいってみたり、勉強してみたりしたのですが、興味がほとんどもてず「本当にこれらのことに興味を持つことで成績が上がるのか?」と考えたことがありました。
結果、言われたことは学んでも身につかず別の方法で結果を出すことになります。
このような経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。 またこのような経験をさせたことがある人もいるのではないでしょうか。
上司が自分の経験から良かれと思いアドバイスや指示をしてくるけれど、それが合わなくてできない自分はダメだと思う人もいるでしょうし、反発する人もいるでしょう。
ここで何が大切なポイントなのか?
それは「コンテンツ」と「プロセス」の違いです。
心のしくみ塾でお伝えしていることは「コミュニケーションにおけるプロセス」です。
NLPではコンテンツフリーと言われており、コンテンツよりプロセスに着目しています。
そこで先ほどのやり取りを例に挙げると
コンテンツ・・・焼き物、絵画、音楽をお客様との信頼関係を深めるために学ぶ
プロセス・・・お客様との信頼関係を深めるために共通の話題を持つ
ここでいうと目的は、お客様との信頼関係を深める
そのためには、共通の話題を持つ(ということも方法の一つ)
それは決して焼き物、絵画、音楽である必要なない。
ということになります。
プロセスを理解していないとコンテンツの押し付けになり、その人らしさがなくなってしまう、画一的な視点の人間の集合体になってしまうことになります。
それも悪いわけではありません。が、一人ひとりが自分らしさを発揮し、色んな視点があるからこその多様性が組織自体も強く豊かにしていくとも言えます。
心のしくみを知ることも視点を増やすという意味では重要なことです。
#心のしくみ #人育 #コンテンツとプロセス
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